2017年2月1日 更新

(1/23-2/5)台湾クオリティを日常に。人気イベント『台灣品質』をレポートします!〈編集長みやけより〉

台湾の新鋭クリエイターやブランドがつくる雑貨を集めたポップアップフェア「台灣品質」が今話題を集めています。台湾のクリエイターやブランド総勢約70組と、日本と台湾をつなぐクリエイティブエージェンシー「LIP」が織り成す、台湾のクリエイティブな雑貨や台湾カルチャーの魅力がぎゅっと詰まったイベントです。

ハレット編集長みやけです。

ちょうど1年前、たまたま安く航空券が手に入ることがあり、母と二人、台湾旅行へ行ったことをふと先日思い出しました。
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事前準備が甘かったせいもあり、台北で開催される「夜市」や「九份」などの、いわゆるガイドブック片手に「観光地」巡りをすることが主な旅となってしまったことを今でも後悔しています。ましてや台湾の雑貨って、台湾で見かけたかしら・・・という程度の記憶しかない私。

そんな中、今回知った「台湾品質」というイベント。前述したとおり、私が遊びに行った際には正直感じることのできなかった「台湾カルチャー」。いったいどんなイベントなのか知りたく、足を運んでみました。
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(画像は公式Facebookより引用させていただきました)
台湾のデザインやクリエイティブの魅力を、日本の方にも感じてほしい、そして、「台湾らしい」クオリティを、日常の中に取り入れていただくきっかけになれば、と思って始められた今回のイベント。総勢70組のブランドや作家と直接交渉を行い、日本に取り寄せたという作品の数々は、カルチャーの共通点が多い国というだけあって日本人の私にとっても、直感的に「わあ、かわいい。」と思えるものばかり。
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今回キュレーションを担当された、LIP田中さん。
会場内は、今回のイベントの主催者でもある、日本と台湾をつなぐクリエイティブエージェンシーのLIP代表、田中佑典さんがキュレーションを行い、台湾雑貨の魅力をそれぞれ10のカテゴリに分類し展示がされていました。また今回の展示の仕方の面白さのひとつに、すべてのクリエイターたちの、ものづくりの背景が一緒に掲示されているのも特徴です。
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中でも私が気になったのは、「”手作”が作り出す大切なこと」のカテゴリの中で展示されていた「in Blooom」というブランドの雑貨の数々。
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台湾住宅の参考画像です。
もともと台湾の住宅で1920~1935年ころ、中華圏でよく利用されていた建築材料であり、豊かさのシンボルでもあった「タイル」。しかし近年ではあまりこのような装飾タイルは生産されておらず、この時代の住宅や建造物も今ではもう少なくなってしまったそうです。
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そのモチーフを永く残したい、という想いをこめて現代に取り入れられやすいよう、リデザインを施したというタイルの柄パターンを雑貨に採用。オリジナルで作られる手織りのその布は、すべて台湾の工場で手作業で作られているそうです。
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また、タイルだけではなく、台湾の国鳥である「ハッカチョウ」が絶滅の危機にあるということをメッセージとして伝えるべく、ハッカチョウをモチーフとしたデザインも多数展示されていました。in Blooomが残すデザインはもちろんこれだけではないのですが、どれもその柄に思いや意味がつまっているということを初めて知りました。
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そんなin Blooomで実際にインターンシップとして修行に行ってきたという大学生の女性にも、このイベントで出会うことができました。いつか日本を離れ、台湾で暮らしたい、というほど台湾へ強い情熱を傾ける彼女から、その魅力を改めて感じ取ったのです。


さらに、私が訪れた当日は、台湾気鋭のデザイナー、ARTQPIEのお二人が台湾より来日され、実際にトートバックを作るワークショップを行っていました。今回のイベントの印象的なポスターデザインも、ARTQPIEさんがデザインされたようです。
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ワークショップの合間の時間で彼らが作るプリントデザインの様子を眺めていると、昔のプリントゴッコのような技術を使った仕組みを取り入れ、ARTQPIEさんの描くデザインをトートバックに転写する、というもの。
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簡単なようで実は難しいこの作業。それは、透明のプレートをきれいにはがし終えたあとの、ARTQPIEさんお二人の「よしっ」という小さなガッツボーズを見て感じました。
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また、足袋をモチーフにしたかわいらしいスニーカー「花見小路」も会場内で目を引いていました。京都を訪れた際に、京都文化の魅力に取り付かれたクリエイターの方々は、京都で買い付けたお気に入りの生地を台南に持ち帰り、台湾の職人さんと一緒に、持ち帰った布を、日本の靴下「足袋」の形になぞらえて、このスニーカーの開発・デザインを行ったようです。中敷にもこだわり、機能性としても十分な一足。日本ではなかなか見られないデザインシューズなのではないでしょうか。
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最後に私が気になったのは、台湾の出版文化。「秋刀魚」と書かれた不思議なタイトルに見せられ中をのぞくと、台湾の日本を好きな方向けに台湾で発行されている、日本の文化を伝えるための雑誌だということを知りました。この手の雑誌を海外の空港などで覗くと大体誇張された日本の様子や、伝統文化(着物、歌舞伎・・・等)についての特徴が多い印象なのですが、中身を見てびっくり。私でもよく見る最近流行のドラマのことや人気の駅弁の情報、はたまた最近改めて日本(主に東京)で注目され始めている「銭湯文化」についてなど、幅広いカルチャーについて紹介されてり、「こんなことまで紹介してくれているんだ」と驚くほどでした。
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台湾は、日本以上にリノベーションの文化が盛んな台湾。台湾を代表するカルチャースポットは、そのほとんどがもともとの歴史的・文化的な建造物をリノベーションしているのだそうです。中でも、もともとタバコ工場だった「松山文創園区」や、酒造工場だった「華山1914文創産業園区」では、度々デザイン関連のイベントが開催されるなど、いま台湾の若者の間でも人気のスポットとなっています。今回開催された「マーチエキュート神田万世橋」も、かつて駅として使用されていた場所をリノベーションした商業施設ということもあり、まさに今回のイベントのイメージにふさわしい東京のカルチャースポットだといえるでしょう。
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改めて今回日本で「台湾カルチャー」について知るきっかけとなった本イベント。単なる「雑貨」としてだけではなく、その製作過程や、ものづくりの背景を知ることによって、雑貨を通じて、台湾の人々の生活や思いを知ることができました。
ぜひ皆さんも会期中訪れてみて、手にとってみてください。きっとお気に入りの雑貨が見つかるはず。
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そしてその雑貨を生活の中に取り入れるなかで、その雑貨が作られた想いを
周りの友人や同僚の方に伝えることで、もっとみんなで台湾を身近に感じるきっかけになるのではないかと思いますので、気軽な気持ちで足を運んでみてはいかがでしょうか。
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かくいう私もすっかり台湾カルチャーに魅了されてしまった一人。また近いうちに台湾を訪れ、ガイドブックには頼らない、今回知った文化の発信地も、旅行行程に組みいれたいな、と切に思った1日となったのでした。

台灣品質~日常に台湾クオリティーを。~

【開催期間】
2017/1/23~2017/2/5
【場所】
マーチエキュート神田万世橋
東京都千代田区神田須田町1丁目25番地4 
【営業時間】
カフェ・レストラン 月~土/11:00~23:00 日・祝11:00~21:00
ショップ 月~土/11:00~21:00日・祝11:00~20:00 ※一部ショップ除く
【TEL】
TEL:03-3257-8910(代表)

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