2016年12月21日 更新

古民家「谷中ビアホール」で味わう 土鍋料理に心ほころぶ一人時間

皆さんはどんなときに「ひとり飲み」、したくなりますか?今回ご紹介するのは「谷中ビアホール」。そこには思わず「ただいま」と言いたくなるような、家庭的で安心できる空間がありました。

こんにちは、ハレット編集部です。

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予定のない休日の昼下がり、大きな商談が上手くいったとき、人恋しい帰り道…皆さんはどんなときに「ひとり飲み」、したくなりますか?自分にご褒美をあげたい瞬間、私はいつもお気に入りのバーでビールを一杯。

でもこの「お気に入り」を見つけるまで、結構苦労しました。だからこそ、心地よく一人飲みを楽しめるお店との出会いは、本当に貴重なんです。

今回ご紹介するのは「谷中ビアホール」。一人でも、友人とでも、家族とでも…ふらっと立ち寄りたくなる素敵なお店です。そこにはおいしいビールと土鍋料理、そして人と地域との温かなつながりがありました。

「おばあちゃんち」に来たかのような懐かしさ… 昭和初期の建物を生かしたビアホール

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日暮里駅から歩いて10分程度弱。下町情緒あふれる一軒家が連なる住宅地の中に、昭和の香りが漂う、木造建て木造りの家々が見えてきます。この界隈の地名は「上野桜木あたり」。
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「この辺り」というなんともゆるっとした地名がそこにある空気感を体現しているかのようでした。本日の取材先は「谷中ビアホール」。2015年3月にオープンしたここでは美味しいクラフトビールを楽しむことができます。
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お店に上がるとそこにあるのは歴史を感じる柱や土壁、そして鼻をくすぐる灯油ストーブの香り。これこれ。この香り、大好きなんです。子どもの頃、おばあちゃんちにあった石油ストーブの上でお餅を焼いたり、鍋を置いて煮炊きをしたことありませんか?

店内数か所に置かれたアラジンの石油ストーブを見て、一気にノスタルジーな気分に。

「店の在り方に惚れ込んで…」 お店とビールを愛する若女将が語るイチオシ

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「いらっしゃいませ。若女将の穴迫です」と、店の奥から出てきたのは笑顔の素敵な女性。ほ、ほんとに「若い」!
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彼女は現在24歳。もともとはアルバイトとして働いていたそうですが、お店のコンセプトと地域とのかかわり方に惚れ込み、今年の4月から社員に。その後、文字通りの「若女将」として店頭に立つことに。
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谷中ビアホールのコンセプトの一つに「女性が一人でも飲みに来やすい雰囲気づくり」があります。そんなお店の若女将、「もちろん、私もお酒は大好き!」と本日一番の笑みで答えてくれました。

ここでしか味わえない「谷中ビール」はマイルドな味わいが特徴のラガービール。麦とホップをふんだんに使った芳醇なコクの中に、ほんのり甘味を感じる美味しさです。
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グラスのサイズはS、M、Lの三種類(各600円、900円、1,200円)。どのビールにしようか迷ったら4種のビールを試せるテイスティングセット(1,200円)もおすすめです。「気分と好みに合ったビールを見つけてみてください」と若女将。ちなみに彼女のお気に入りはオレンジピールとコリアンダーが入った甘めの「ホワイトエール」だそう。
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お店のメニューは若女将を中心にスタッフたちと考案したもの。酒飲みだからこそ分かる「お酒に合う食べ物」。メニューの多くが素材を生かした調理法で提供されます。
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見させてもらった蒸した枝豆も味付けはバターとほんの少しのお醤油。バターと醤油の香ばしい香りが豆本来の甘味を引き立ててくれてとても美味しい!

土鍋料理の魅力とは… 伊賀の長谷園から取り寄せた「万能調理器具」

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「土鍋がたくさんありますね」この一言に目を輝かせたのはマネージャーの天田さん。「長くなるけどいいかしらっ?」と土鍋の魅力を語ってくれました。谷中ビアホールにある土鍋はすべて、三重県の伊賀焼窯元「長谷園」から取り寄せたもの。
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「土鍋は煮るためだけのものじゃない」煮る、炊く、蒸す、焼く、そして燻す。この万能性に着目し、開業当初からの定番コンセプト「和のBBQ」を続けています。ダッチオーブンの役割をも果たす伊賀焼の土鍋。これでじっくりローストしたソーセージも絶品です…♪
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冬のこの時期なら、甘くて柔らかい下仁田ネギのグリルがおすすめの一品。鍋一つ一つの個性を生かした料理がさらにビールを美味しく感じさせてくれるはず。

みなさんがもしお店に足を運んだ際には、ビールのことだけでなく、土鍋についても是非聞いてみてください。今回は(残念ながら)割愛させていただいた土鍋の造り、機能、鍋ごとの特徴は、聞いていると目からウロコの発見がありますよ。自宅でもマネしたくなります…。

また来たくなる、常連の心をつかむ 美味しいメニューとスタッフの心配り

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「みんなのダイニングでありたい。嫌なことがあっても、ここに来たら忘れてしまえるような、美味しいお酒とごはんを食べて、また明日もがんばろうと思ってもらえるような、安心できる場所であり続けたい」

そう話す若女将とスタッフの皆さんが作る料理がいつ来ても美味しく味わえるのは、この笑顔と穏やかな時間が「谷中ビアホール」にあるから。
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取材中、何組もの常連のお客さんが暖簾をくぐってやってきます。「また来たよ」「また来るね」と一人で立ち寄るお客さんの姿が印象的でした。決して駅近の好立地ではないけれど、わざわざ足を運びたくなるその魅力、ここに来てみれば納得できるはずです。
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店先のスペースでは不定期で地域マルシェなどのイベントも開催。10月末に開催された「しまねdeマルシェ」では島根でとれた里芋を使用した土鍋料理をコラボメニューとして提供したそうです。
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人と人、地域と地域を結ぶ「谷中ビアホール」。ちょっと一息つきたいとき、あなたもこの店の暖簾をくぐってみてはいかがでしょうか。
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思わず「ただいま」と言いたくなるような、家庭的で安心できる「いつも変わらない」そんな空気が、張り詰めていた気持ちごとほぐしてくれます。

美味しいビールと、季節の土鍋料理…そしてこの雰囲気をまるごと「いただきます♪」。

【谷中ビアホール】

住所/東京都台東区上野桜木2-15-6 上野桜木あたり1-1F
営業時間/火~金曜日12:00~20:30、土、日、祝日11:00~20:30
※月曜定休
※年内の営業は12月25日(日)まで。年明けは2017年1月4日(水)より通常営業予定

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