2017年1月8日 更新

人と人とのつながりが、旅をもっと面白くする。 東京・馬喰町で出会った宿泊施設「トレインホステル北斗星」

東京の問屋街・馬喰町に2016年12月にオープンした「トレインホステル北斗星」。あの寝台特急列車「北斗星」の車両のパーツを再利用したユニークなホステルです。今回はホステル初心者の私が見つけた、素敵な魅力をお届けします!

「トレインホステル北斗星」がOPEN

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皆さんは旅行の際に「ホステル」を利用したことがありますか?気軽に安価で泊まることができ、ゲスト同士の交流が盛んなのが、ホテルや旅館と異なるポイント。

一方で「相部屋だと防犯面が不安」「個室じゃないと落ち着かない」なんて心配な点もあるのではないでしょうか。今回はそんなあなたにもおすすめしたい素敵なホステルをご紹介します。

東京の問屋街・馬喰町に2016年12月にオープンしたばかりの「トレインホステル北斗星」。あの寝台特急列車「北斗星」の車両のパーツを再利用したユニークなホステルです。

ホステル初心者の私が見つけた、素敵な魅力をお届けします!

寝台特急「北斗星」を感じる「ホステル」の誕生

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2015年8月、約27年間東京と函館をつないできた、歴史ある寝台特急列車「北斗星」の運行が終了。解体寸前の北斗星を救ったのが「トレインホステル北斗星」の企画でした。

「北斗星に乗ったことがある人も、ない人も、昭和の旅情を感じられるホステルとして提供したい」と話すのはプロデューサーの中尾さん。ホステル内に実際に使用されていた列車のパーツやアイテムを用いることで、寝台特急「北斗星」をイメージしたホステルが誕生しました。

地方と東京をつなぐ場所、日本橋

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「トレインホステル北斗星」のある日本橋界隈は、江戸時代に江戸と各地を結ぶために五街道を整備したという「道」にまつわる歴史深い街。当時のように東京と地方を結ぶ場所でありたい、という思いからここ馬喰町にホステルを開業しました。

一般のホステルよりもテーマ性があり「旅」や「電車」に特化した内装になっているので、旅行者だけでなく、誰にでも開かれた施設です。問屋街としても散策を楽しめる馬喰町ですが、近年アートギャラリーや古いビルをリノベーションした雑貨屋、カフェも多く、古いものと新しいものが交錯する面白さがあります。トレインホステル北斗星を利用しての馬喰町散策はいかがでしょうか。

コンセプトは「旅の道中が楽しくなる場所を目指して」

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フロントには、電車の表示板風看板が。そこに示されるのは列車の行き先…ではなく「受付」の文字が。中に入った瞬間から列車旅の風情を感じることができ、ここから始まる旅のわくわく感を演出しています。

あちらこちらに「北斗星」の面影が…

食堂車「グラン・シャリオ」をラウンジに再利用

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共同のキッチンスペースとラウンジのある2階は、赤を基調にした落ち着いた空間。当時、北斗星の食堂車両として実際に使われていたイスやテーブル、照明がここに設置されています。ゲスト同士の談話スペースとしても使用される場所です。
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北斗星の食堂車「GRAND CHARIOT(グラン・シャリオ)」に使われていたドアとプレートは、ラウンジのトイレに使用されていました。傷や色あせがそのまま残されているのも、レトロ感があり、当時の空気を感じることができて趣がありますね。
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車両の窓際にあった引き出し椅子もラウンジの壁に設置。あちらこちらに北斗星の面影があり、当時の姿を知らない人でも、元はどのパーツだったのか想像しながら使ってみるのも楽しいです。

寝心地を考慮して設計されたゲストルームで寝台列車気分を満喫

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ゲストルームもカーテンや骨組み以外は、ほとんど実際の北斗星のパーツ。寝心地を考えてベッド幅は当時よりも若干広く設計してあります。各フロアにセキュリティボックスが設置されているので貴重品管理も安心です。
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ベッドマットを引き起こすとソファに早変わり。就寝するまでは読書をしたり談話をしたり…思い思いに過ごすことができます。
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ゲストルームにも引き出しタイプの椅子がありました。通路もゆったりしていて、窮屈さを感じません。車内アナウンスが流れてきそうな雰囲気…本当に電車の中にいるような気分になります。
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半個室タイプの部屋もあります。こちらは当時の北斗星では最高級室だったA寝台個室「ロイヤル」で使われていたベッドやソファなどが配置されています。

安いだけじゃない! 旅行者同士の交流こそホステルの魅力

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バックパッカーとしての豊富な旅経験を持つ中尾さん。「ホステルでは相部屋が基本。でも、だからこそ生まれる旅行者同士のコミュニケーションが大きな魅力です」とホステルの魅力について話してくれました。

「相部屋だとセキュリティー面が心配では…」という不安にも「みんなが寝泊まりしている大部屋だからこそ、お互いを見守るという連帯感が生まれるので安心なんですよ」という答えに、なるほど・・・納得です!

沢山の人に愛されてきた寝台特急「北斗星」

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ラウンジのカウンターには利用者の「交流ノート」が置かれていました。北斗星が運行していた時代に乗車した時の思い出や、おすすめの観光地など自由に書き込みがしてあります。

清潔感のあるシャワーとコインランドリー

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長期滞在者に嬉しいランドリースペースには3台の洗濯機と2台の乾燥機があるので、順番待ちの心配もなく利用することができますね。
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男女別の洗面台・シャワー室は清潔でゆったりした広さで快適です。脱衣スペースにある鏡も北斗星の廊下にあったものを使っています。

旅の締めくくりは・・・

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交流ノートに一日の思い出を書いてみたり、カウンターでお酒を飲みながら一日を振り返るのもいいかも…?
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フロントでは北海道限定ビールや東北の地酒などを販売しています。北海道への電車旅に思いを馳せつつ旅の夜を締めくくってみては。
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消灯は23:30。廊下にともされるオレンジ色の常夜灯が旅のロマンを感じさせてくれます。今日の疲れを癒しながら、新しい旅の一日に思いを寄せてぐっすりと眠れそうです…。

ホステル利用で、より一層のオープンマインドな旅を…!

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いかがでしたか?ホステルの魅力、伝わりましたでしょうか。
今回の取材でホステルのイメージが、女性でも気軽に利用しやすい身近なものに変わりました。個室はなくとも、開放感のあるスペースに自然と気持ちもリラックスしていくはず。せっかくの旅の時間、場所や物との出合いだけでなく、人との出会いも楽しみたいものです。

ホステル利用者が集まるラウンジスペースこそ、交流の場所!人見知りの自分は一時忘れて、旅先の情報交換や思い出話に花を咲かせてみてはいかがでしょうか。

トレインホステル北斗星

住所/東京都中央区日本橋馬喰町1-10-12
アクセス/JR総武線快速「馬喰町駅」4番出口直結
宿泊料金/(1泊)2,500円~
※季節により変動あり

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